宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第53回】

今さらですが、明けましておめでとうございます。
私ごとではありますが、年末年始体調を崩し、久しぶりに発熱などをしてしまい、 最悪のスタートとなった2014年ですが、始まりがマイナスならばこれ以上落ちることもないだろうということで、今後を期待したいと思っております。
さて、今年最初の話題は9月~1月頃旬を迎える洋梨についてのお話をします。
洋梨というと、ラ・フランスを連想しがちですが、15種類以上と品種は豊富です。
しかし、日本で栽培されている約65%がラ・フランスになりますので、目にする機会が多いのにも納得です。 洋梨は日本の梨と違い、収穫後に追熟させる必要があり、1~2週間から長いもので1ヵ月程度必要な品種もあります。 収穫してすぐは、果肉中にでんぷんが含まれている為、食べても甘さがすくないのですが、追熟している間にでんぷんが分解され、果糖やショ糖になり甘さが増すということです。
今回は、そんな洋梨を使った定番スイーツ、洋梨のタルトを紹介します。

今月のメニュー

洋梨のタルト

舌平目のブレゼ

レシピ・作り方

材料

【パートシュクレ(タルト生地)】
 
バター
60g
粉砂糖
60g
1/2個
薄力粉
135g
アーモンドパウダー
35g
【フィリング(中身)】
 
バター
100g
粉砂糖
100g
2個
アーモンドパウダー
100g
レモン皮
少々
洋梨ハーフ
5個
杏ジャム
少々
タルト生地を作りましょう。
常温でバターを柔らかくし、ホイッパーで練っておきます。
①に粉砂糖を加え、しっかり混ぜ合わせます。
②に卵を加えよく混ぜたら、薄力粉、アーモンドパウダーを加えてしっかりと混ぜ合わせれば生地の出来上がりです。
出来上がった生地はラップで包み、冷蔵庫で2時間程度寝かせます。
  • 手順11
  • 手順22
  • 手順33
  • 手順44
フィリングを作りましょう。
常温でバターを柔らかくし、ホイッパーで練っておきます。
①に粉砂糖を加えしっかり混ぜたら、卵、アーモンドパウダー、レモンの皮を削ったもの少々を加え、混ぜ合わせれば出来上がりです。
洋梨に1mm間隔で切れ目を入れておきます。
  • 手順11
  • 手順22
  • 手順2-2
  • 手順34
仕上げましょう。
タルト生地を厚さ2mm、タルト型よりふたまわり大きくなるように伸ばします。
麺棒に生地を巻きつけながら持ち上げ、型に生地を乗せます
  • 手順11
  • 手順22
  • 手順2-2
はみ出す生地を取り除きながら型にセットしたら、フォークでピケ(変に膨らむのを防ぐためと、火の入りがいいように)します。
フィリングを絞り袋から搾り、洋梨を並べて180℃のオーブンで30分程度焼き上げ、最後に表面に杏ジャムを薄く塗れば完成です。
  • 手順33
  • 手順3-2
  • 手順44
  • 手順4-2