宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第71回】

季節も6月に入り、今年も半分が終わろうとしています。
夏前だというのに、30℃を超える日も多く、夏前なのに夏バテしてしまいそうですね。
今回はそんな暑い日にもさっぱりと、なおかつ身体にうれしい作用が期待できる料理を紹介します。名付けて「アンチエイジングビシソワーズ」です。
じゃがいもに含まれるレジスタントスターチ(でんぷん)は、腸内の善玉菌のエサとなり、活発にさせる作用があるそうです。温かい料理よりも、冷たい方が量が増えるそうなのでビシソワーズにしあげました。しかし、ただのビシソワーズではつまらないので、豆乳を加えて仕上げてみました。大豆や大豆製品には、様々なポリフェノール類が含まれており、老化防止や、抗酸化作用、コレステロールや中性脂肪の低下など、嬉しい効果があるといわれています。特にイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをして、更年期予防や、老化防止に役立つといわれます。しかも、腸内細菌が活発になることで、より効果が期待できます。(個人差はありますが)

今月のメニュー

アンチエイジングビシソワーズ

アンチエイジングビシソワーズ

レシピ・作り方

材料

材料

【材料4人分】
 
じゃがいも
200g
玉ねぎ
100g
バター
8g
200g
コンソメ
2g
3g
こしょう
少々
 
 
コンソメジュレ
 
50g
ゼラチン
2g
1g
  • 手順11
  • 手順22
玉ねぎは薄切り、じゃがいもは5mm程度のいちょう切りにしておきます。
鍋にバターを入れ、玉ねぎ、じゃがいもの順で炒めます。
  • 手順33
  • 手順44
  • 手順55
玉ねぎに透明感が出たら、分量の水を入れ、沸騰したらコンソメを加えじゃがいもが柔らかくなるまで煮ます。(水分の蒸発が多い場合は、水を足してください)
じゃがいもが柔らかくなったら、豆乳と合わせてミキサーにかけます。
*温度が高いようであれば冷ましてからミキサーにかけましょう。
塩こしょうがなじむ程度に加熱して調味し、冷やします。(沸騰させないように)
  • 手順11
  • 手順22
  • 手順2
コンソメジュレを作りましょう。
カップなどに分量の水、ゼラチンを入れ、湯煎にかけて溶かします。
溶けたところへコンソメ、塩を入れ、冷やし固めます。
固まったコンソメジュレを削るなどして細かくし、冷えて盛り付けたビシソワーズに散らして出来上がりです。