管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。
季節も6月に入り、今年も半分が終わろうとしています。
夏前だというのに、30℃を超える日も多く、夏前なのに夏バテしてしまいそうですね。
今回はそんな暑い日にもさっぱりと、なおかつ身体にうれしい作用が期待できる料理を紹介します。名付けて「アンチエイジングビシソワーズ」です。
じゃがいもに含まれるレジスタントスターチ(でんぷん)は、腸内の善玉菌のエサとなり、活発にさせる作用があるそうです。温かい料理よりも、冷たい方が量が増えるそうなのでビシソワーズにしあげました。しかし、ただのビシソワーズではつまらないので、豆乳を加えて仕上げてみました。大豆や大豆製品には、様々なポリフェノール類が含まれており、老化防止や、抗酸化作用、コレステロールや中性脂肪の低下など、嬉しい効果があるといわれています。特にイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをして、更年期予防や、老化防止に役立つといわれます。しかも、腸内細菌が活発になることで、より効果が期待できます。(個人差はありますが)