宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第76回】

ハロウィーンが終わると、街はクリスマスカラーに変わります。今年も気づくと残り一ヶ月あまり。毎年感じることですが、一年なんてあっという間ですね。
そろそろ今年を振り返り、やり残したことがないか確認するころでしょうか。
さて今回の素材ですが、「緋扇貝」ヒオウギガイという貝を取り上げてみました。十月ごろから旬を迎え始めます。特徴は何と言っても色鮮やかなところです。ホタテに着色したような見た目ですが、決してそんなことはありません。
二枚貝ですし、ノロウイルスも心配ですので*アヒージョにしてみました。

アヒージョ・・・にんにくとオリーブオイルで素材を煮込んだ、スペイン料理の一種。

今月のメニュー

緋扇貝のアヒージョ

緋扇貝のアヒージョ

レシピ・作り方

材料

材料

【材料4人分】
 
緋扇貝(貝柱)
10ヶ
白ワイン
30g
月桂樹
1枚
タイム
少々
にんにく
4g
オリーブオイル
200g
しめじ
100g
マッシュルーム
80g
少々
黒こしょう(粗挽き)
少々
  • 手順11
  • 手順1-2
緋扇貝の殻を外し、貝柱の周りのひもなどを取り除きます。
貝柱と貝殻の接続面に、薄いへらのようものを使って丁寧に外します。
  • 手順22
  • 手順33
外した貝柱を月桂樹、タイムと一緒に白ワインに漬け込みます。
しめじは石づきを落としてほぐし、マッシュルームはくし形に、にんにくはみじん切りにしておきます。
  • 手順44
  • 手順55
  • 手順5-2
鍋にオリーブオイルとみじん切りのにんにくを入れ火をつけます。
にんにくの香りがしてきたら、緋扇貝、しめじ、マッシュルームを加え、弱火で煮ます。軽く塩こしょうし、味が良ければ火を止めて出来上がりです。冷めて時間が経つと、貝から旨味が出ますので、味付けは気持ち薄めで良いと思います。
 
 
 
今回は緋扇貝で作りましたが、牡蠣やエビ、鶏肉などでもできます。
オイルもたっぷりですので、冷蔵庫で十日程度は持つと思います。

そのままでも、バケットなどに浸しても、パスタに絡めても美味しいと思います。