宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第79回】

半袖で過ごせるような日もあったり、体調管理が難しいこの頃ですが、体調は大丈夫ですか?今年の冬は変な陽気ですよね。
しかし、夕方外を見ると、確実に陽は伸びています。春は目の前です。
それもそのはず、気付けば2月も終盤に差し掛かってるんですよね。
春の訪れは嬉しいのですが、同時に、間も無く卒業式を迎えることになります。
訪れる嬉しさ、去っていく寂しさ、そんな感情が入り混じる季節でもあります。
実際、寂しんでばかりいられないのが現実で、送り出した後には迎え入れないといけなくなるわけですが・・・
さて、そんな春を目前に、春を意識した料理を紹介します。
今回は、私の中の良い知人から入手した、さしみ湯葉を使って作ってみました。普段は醤油とわさびで食べているのですが、今回はちょっとひと工夫してみたので参考にしてみてください。

今月のメニュー

春のあん寄せ

春のあん寄せ

レシピ・作り方

材料

材料

【材料2人分】
 
鯛の切り身
60g
菜の花
60g
さしみ湯葉
50g
柚子皮
少々
しろだししょうゆ
20g
80g
醤油
2g
柚子汁
2g
片栗粉
3g
3g
  • 手順11
  • 手順1-2
鯛の切り身を一口サイズに切り、軽く塩をふって焼きます。
焼きすぎると硬くなるので気をつけてください。
火が通ったら、皮目をバーナーであぶり、香ばしさを出します。
鯛は言わずと知れた縁起が良いとされる魚です。また、春は身体の色
から、「桜鯛」とも呼ばれます。
  • 手順22
  • 手順33
菜の花を茹でましょう。沸騰しているお湯に入れ、30秒程したら出し、
氷水で粗熱をとりますが、冷たくなる前に取り出してください。
さしみゆばを7mm厚さにカットします。今回は1人分2切れです。
  • 手順44
  • 手順4-2
ゆずの皮の白い部分を削ぎ、飾り用に細工します。
実の部分は取って置き、後程果汁を使います。
あんを作ります。
今回は、白だししょうゆを使って、簡単に。
しろだししょうゆ20gと水を80gを鍋に入れ、火にかけ沸騰させます。
片栗粉と水を合わせ、水溶き片栗粉にして加え、とろみをつけます。
最後にゆず果汁、醤油3gを加えてあんの出来上がりです。
  • 手順55
ゆ器に湯葉、菜の花、鯛を盛り付け、あんをかけ、柚子葉を飾って完成です。