宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第83回】(平成28年6月号)

夏を目の前にし、嫌な梅雨が訪れますね。毎年の話題ですが、やはり気が重くなります。しかしこの夏はオリンピックも開催されますし、元気に乗り切り、盛り上がりたいと思います。
さて、6月の話題としては2つの野菜を紹介したいと思います。
ひとつめは「はすいも」です。いわゆる芋の茎にあたり、「ずいき」と呼ばれています。
生で食感を楽しむもよし、さっと茹でて和え物や、煮物や炒め物にも合います。中がスポンジ状で、見た目も食感も楽しめるので生がお勧めです。
そしてもう1つは「ホワイトアスパラ」です。近所のスーパーではあまり見かけることはなく、どちらかというと缶詰加工品が身近かもしれません。土をかぶせて遮光し、白く育てた品種です。うま味が濃く、グリーンアスパラよりもスジっぽくありません。値段は高めですが・・・
今回はシンプルにサラダ仕立てにしてみました。

今月のメニュー

季節のサラダ オランデェーズソース添え

季節のサラダ オランデェーズソース添え

レシピ・作り方

材料

材料

【材料2人分】
 
はすいも
20g
ホワイトアスパラ
40g
リーフレタス
20g
パプリカ黄
6g
トマト
40g
 
 
<オランデェーズソース>
 
【材料2人分】
 
卵黄
1個
白ワイン
15g
45g
バター
30g
塩こしょう
適量
レモン汁
2g
  • 手順11
  • 手順1-2
はすいもの皮を剥きます。包丁の刃先でひっかけるようにしながら剥いていきます。今回は生の食感を楽しんでもらいたいので、薄くそぎ切りにします。
  • 手順2-11
アスパラの下処理をします。根元が固めなので、2cm程度切り落とし、少しだけ根元を剥きます。
縦半分にし、長さを5cm程度にカットし、お湯で1分ほど茹で、氷水で冷やし、ザルにあけ水気を拭き取ります。
レタスは手でちぎり、パプリカは薄切り、トマトも今回は3mm厚さの半月切りにしておきます。
  • 手順32
  • 手順3-2
  • 手順3-3
オランデェーズソースを作ります。
卵黄に白ワインと分量の水を入れ、湯煎にかけながら泡立てます。
もったりしてきたところで溶かしバターを少しずつ加え、乳化させます。
(本格的には溶かしたバターの上澄みを使いますが、問題ないです)
最後に塩こしょうで調味し、レモン汁を加えて出来上がりです。
皿に盛り、ソースを垂らして出来上がりです