栄養士体験発表
新型コロナウイルス禍でのオンライン会議や研修会と80周年記念イベント
株式会社ニッコクトラスト
リスク管理部 城戸敦子
新型コロナウイルスが感染拡大する前は、健康イベントや会議、研修会などを集合型で実施してきましたが、コロナ禍で対面での実施が難しくなり、別の形で実施することになりました。また80周年記念イベントもコロナ禍で出来る形で実施しました。

1)小食事展(健康イベント)
以前は毎年10月の全国労働衛生週間に合わせて、テーマを決め食堂の一角にコーナーを作り、資料やフードモデルなどを使用して、小食事展という健康イベントを実施し、直接お客様に栄養情報の発信や指導を行ってきました。コロナ禍で対面で行うことが難しくなり、別の形での実施を検討しました。その結果、提供するメニューと使用する食材の栄養情報を記載した資料を連動し、食堂内に設置することにしました。昨年度のテーマは、コロナの感染予防につながる免疫の維持について、今年度のテーマは生活習慣病予防につながる減塩についてです。この方法で対面ではなくても、多くのお客様に栄養情報を伝えることが出来ました。
2)栄養士対象の会議や研修会
以前は、全国の栄養士を対象としたリーダー会や研修会を集合型で実施していましたが、コロナ禍のためオンラインを活用して実施することになりました。
以前より回数や参加者が増え活発な会になりました。また、業務が多忙なため一部の限られた対象者にしか、実施することが出来なかった業態別専門部会もオンラインで開催を行うことにより、対象者を全国規模にすることが出来ました。いろいろな業態の栄養士が参加出来るため、同じ業態の栄養士にとっては、すぐに実施出来る内容となり、他業態の栄養士にとっては知識の向上や刺激にもつながっています。大変好評なため、定期的に実施することになりました。
3)80周年記念イベント
当社は昨年度、コロナ禍で創立80周年を迎えることとなりました。全社的なイベントとして、うなぎや厳選しただしを使用した具沢山の味噌汁を提供しました。それとは別に、西日本地区の栄養士が健康的なメニューを提供するイベントを考え、オンライン会議を活用し、広域の栄養士同士で意見を出し合いました。その結果、80周年にちなんで8つの色の、健康につながる食材を使用したメニューが完成しました。西日本地区の多くの食堂で提供し、お客様に喜んで頂くことが出来ました。