管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。
季節もすっかり秋めいてきて、朝晩の冷え込みも強くなってきました。
今年は秋を通り越して冬になってしまいそうな、そんな気配がするのは私だけでしょうか。
さて、そんな秋めいたこの時期に紹介する料理は、魚の煮付けです。
今回使用する魚は、主に夏場に旬を迎える「鰈」を使ってみたいと思います。
単に鰈と言っても種類が豊富で、イシガレイ、マコガレイ、メイタガレイなどなど。
一般には体系が似た魚で「ヒラメ」がいますが、ヒラメは高級魚として市場に出回って
いることは皆様もご存じでしょうが、中にはヒラメを上回るような高級な鰈も存在して
います。まあめったに市場では見ることはできませんが・・・
そんな両者の見分け方は、「左ヒラメ、右鰈」なんて言われるように、自分から見て右
向きに置いた場合と、左向きに置いた場合で、口の上に目がある状態が、右か左か
で見極めます。例外もありますが、一般的に出回っているものの見分け方はそれ
で大丈夫だと思います。