宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第67回】

新年を迎えたと思っていたら、早2ヵ月が過ぎようとしています。
私ごとですが、勤務先の学校では佳境を迎えています。1年生は進級、2年生は卒業を目の前にし、様々な思いが巡っているのではないでしょうか。 特に2年生に関しては、学生でいられる時間も残りわずか。残された時間で何ができるのか、最後の悪あがきを楽しんでくれればと思います。 さて、今回紹介する料理はエビのチリソースです。 ポイントは、海老の殻を剥かずに調理すること。
殻を剥かないことで、実が縮むのを防ぎ、うまみの流出を防ぎます。高温でさっと揚げ、殻に切れ目を入れておくことで、香ばしく食べることができます。
殻がない、または剥いた場合には片栗粉をまぶしてから揚げると良いでしょう。
最終的には調味液で軽く煮たてますので、揚げる段階では半生で構いません。
魚介類に共通して言えることですが、加熱のし過ぎは硬くなり、うまみも出過ぎますので気をつけてください。

今月のメニュー

えびのチリソース

えびのチリソース

レシピ・作り方

材料

材料

【材料6人分】
 
サラダ油 大さじ1
26g
にんにく
4g
生姜
4g
長ねぎ
50g
豆板醤
4g
中華スープ
200g
5g
塩 小さじ1/2
2.5g
砂糖 小さじ4
12g
ケチャップ 大さじ4
52g
海老(21-25サイズ)
6尾
少々
揚げ油
適量
片栗粉
9g
15g
ラー油
3g
ごま油
3g
  • 手順11
  • 手順1-2
海老の下処理をします。
海老の尾びれの先端を少しと、足をはさみで切り落とします。
*水分を含み、油はねの原因になります。
  • 手順22
  • 手順2-2
  • 手順2-3
背中側に殻ごと切れ目を入れます。このとき背ワタを取りましょう。
酒を振って臭みを取り、ペーパーでふき取り、下処理終了です。
  • 手順3-13
  • 手順3-2
長ネギ、にんにく、生姜はそれぞれみじん切りにしておきます。
*長ネギは少量取っておいてください。(仕上げに使います)
サラダ油を敷いた鍋で、にんにく、生姜、長ねぎ、豆板醤を弱火で香り
が出るように炒め、香りが出たところでスープ・ケチャップを加え混ぜながら沸騰させます。
  • 手順44
  • 手順55
海老を素揚げします。
③の段階になったら、175~180℃程度の温度で、15秒程度海老を素揚げします。
海老の殻を残しておくことで実が縮まらず、うまみも外に出にくくなります。
*この時点で中まで火を通す必要はありません。
素揚げした海老を③に入れ、軽く煮たて火を通したら、水溶き片栗粉、ラー油、ごま油を
加えて出来上がりです。
盛り付け後、取っておいた長ねぎを散らして完成です。