管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。
新年度もいよいよ始まり、駅ではスーツ姿が初々しい若者の姿をたくさん見かけます。
私にもあのような時期があったわけですが、はるか昔になってしまいました・・
さて、2015年を迎え日本人の食事摂取基準も新しく改定されました。
特に注目すべき点は、食塩摂取目安量が成人男子で1日8g未満、成人女性では1日7g未満と、栄養士にとっては厳しい数値での設定となりました。
女性の場合1食あたり2.5g程度で献立をたてる必要がありますが、料理の構成で汁物をつける場合、汁物だけで食塩相当量は1.2g程度になります。
一概には言えませんが味付けの目安の塩分は、
汁物・・・水分に対して0.7~0.8% 例)水分150ccの場合、塩なら1.2gで0.8%
主菜・・・材料の総重量に対して1% 例)80gの肉への味付けなら0.8g
この時点で2g使っています。さらに付け合せや小鉢をつけると、すぐに3gに達してしまいますし、材料そのものにも塩分が含まれているものもありますので注意が必要です。
条件としては厳しいですが、なんとかクリアしていきたいですね。