宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第95回】(平成29年6月号)

2017年も6月に突入しましたが、早いものですね、今年も半分が過ぎようとしています。
5月までのすっきりとした気候が終わり、気温、湿度、不快感が上昇する。そんな季節ではないでしょうか。暑い夏を迎える前に訪れる恵みの雨の季節、わかってはいるものの、気持ちはどんよりしてしまいます・・・
さて、そんな話は置いておいて、今月の話題に移ります。
今月は、この時期旬を迎える「アジ」を扱ってみたいと思います。アジの名がつく魚は、多くの種類が存在しますが、一般的に見かける「アジ」は「マアジ」と「マルアジ」に分類することができます。1年を通して水揚げされていますが、マアジの場合、関東では初夏から夏場が旬になり、マルアジは晩秋から春先までになります。見た目はほとんど同じなので、アジの表記で売られていることがほとんどではないでしょうか。漁場によって、ブランド鯵としても扱われています。
ということで今回は、この時期にっピッタリの、さっぱり仕上げた「アジのマリネ」を紹介します。

今月のメニュー

アジのさっぱりマリネ

アジのさっぱりマリネ

レシピ・作り方

材料

材料

【材料:2人分】
 
アジ200~300g程度
1尾
塩・こしょう
少々
薄力粉
適量
サラダ油A
6g
玉ねぎ
40g
パプリカ黄
20g
プチトマト(3個)
40g
サラダ油B
4g
しめじ
60g
 
 
~マリネ液~
 
にんにく
3g
粒マスタード
8g
0.5g
黒こしょう
0.05g
砂糖
4g
白ワインビネガー
16g
レモン汁
8g
オリーブオイル
10g
  • 手順11
  • 手順1-2
  • 手順1-3
アジをおろします。
ゼイゴを取り、3枚に卸し、塩こしょうしておきます。
  • 手順22
  • 手順33
マリネ液の調味料を混ぜ合わせ、薄切りにしたにんにを加えます。
玉ねぎ・パプリカを薄切りにし、マリネ液に漬けこみ、冷蔵庫に入れておきます。
  • 手順44
  • 手順55
しめじの石づきを外し、ほぐします。フライパンにサラダ油Bを敷き、焼き色がつく程度までソテーします。
塩こしょうしておいた切り身に小麦粉をまぶし、サラダ油Aを敷いたフライパンでソテーします。
  • 手順66
  • 手順6-2
冷やしておいたマリネ液に、ソテーしたしめじと切り身を漬け込み、落としラップをして冷蔵庫に戻し冷やします。30分程度経ったら取り出し盛り付けます。
*漬け込まず、ソテーしたての切り身にかけて食べても美味しくいただけます。
 ちなみに、「マリネ」とは「漬け込む」という意味になります。