宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

季節の話題アーカイブ

過去のメニューはこちら

今月の話題【第99回】(平成29年10月号)

10月に入り、いよいよ秋といった感じになってきましたね。
実りの秋、食欲の秋といわれるように、夏の暑さで落ちた食欲も戻り、気をつけないといけない季節突入といったところでしょうか・・
秋で連想される食材は多々ありますが、今回は「浅蜊(浅利)」について触れたいと思います。
あさり??秋??と思われる方もいるかもしれませんので少し補足を。
イメージ的には、春先~ゴールデンウィークあたりに潮干狩りをして獲るのでは?と思う方もいると思いますが、実は秋口も産卵を控えて、身が肥える時期なんです。
水温に関係してくるようですが、秋口も美味しいということで、浅蜊を使ったパスタを紹介いたします。浅蜊のパスタと言えば「ボンゴレ」ですが、浅蜊を意味します。
ワインを使って酒蒸しにして仕上げたものを「ボンゴレ ビアンコ」、トマトソースを加えて仕上げたものを「ボンゴレ ロッソ」といいます。由来としては、ビアンコ=白 ロッソ=赤からきている訳ですね。

今月のメニュー

ボンゴレ ビアンコ

ボンゴレ ビアンコ

レシピ・作り方

材料

材料

【2人分】
 
スパゲティー
180g
オリーブオイル
20g
にんにく
2g
鷹の爪
1/2本
白ワイン
70g
水(茹で汁)
適量
パセリ
1g
あさり(殻つき)
200g
  • 手順11
  • 手順22
  • 手順33
にんにく、パセリはみじん切りに、鷹の爪は水に浸しておいた後に輪切りにしておきます。
鍋に分量のオリーブオイル、にんにくを入れ、ゆっくり加熱し香りを出します。
にんにくの香りが出てきたところで、サッと水洗いしたあさりを加え、オイルからめます。
  • 手順44
  • 手順55
  • 手順5-2
オイルが絡んだところで、白ワイン、鷹の爪を入れ、ワインのアルコールを飛ばします(すぐに飛びます)。
アルコールが飛んだところで蓋をして、火を弱めます。同時に麺を茹で始めましょう。
*麺は規定時間よりも2分早く取り出しましょう。
  • 手順66
  • 手順6-2
あさりの口が開いたら、あさりだけ取り出しておきます。
  • 手順77
  • 手順7-2
  • 手順7-3
取り出した鍋に茹でていた麺を入れ、絡めながら30秒程加熱し調味します。
*このときに水分が煮詰まっていた場合には、麺の茹で汁を適量加えてください。
 味が調ったところであさりを戻し、さっとからませて完成です。
 器に盛り、最後に刻んだパセリを散らして出来上がりです。
 とっても簡単で、あさりの旨味をしっかりと感じられます。どうぞお試しください。