宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第102回】(平成30年1月号)

みなさま、あけましておめでとうございます。
めまぐるしく過ぎて行った2017年ですが、2018年もあっという間に過ぎ去ってしまうのだろうなと、新年早々そんなことを感じてしまっています。とはいえ新しい年の始まりです。今年もささやかながら情報を発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新年一回目は、お節にも使える料理と、南天について触れてみたいと思います。
紹介する料理は肉巻ごぼうとたたきごぼうです。ごぼうは「地にしっかりと根を張る」ということから、縁起物として扱われている食材で、おせち料理の一品としても利用できますので、ぜひお試しください。続いて南天についてですが、晩秋から冬にかけ丸く赤い実をつける植物で、南天=難転とし。難を転じるに通じることから縁起物とされ、快気祝いの赤飯に添えられたりもします。また、葉には殺菌効果があり、赤い実は慶事の料理の彩として使用されてきました。緑の葉が少ない冬場に、緑の葉と赤い実は、料理を彩るあしらいとして重宝されてきたわけですね。

今月のメニュー

肉巻ごぼう・たたきごぼう

肉巻ごぼう・たたきごぼう

レシピ・作り方

材料

材料

【肉巻ごぼう6本分】
 
牛ももスライス6枚
150g
ごぼう
60g
<調味液>
 
白だし
10g
100g
10g
みりん
10g
醤油
25g
砂糖
15g
 
 
【たたきごぼう】
 
<上記の調味液に追加>
 
豆板醤
1.5g
*水(煮汁が少ない場合足す)
50g
白ごま
2g
  • 手順11
  • 手順22

【肉巻ごぼう】

ごぼうを巻きやすい大きさにカットし、下茹でして柔らかくしておきます。
*沸騰後10分程度
下茹でしたごぼうを牛肉で巻きます。
  • 手順33
  • 手順44
  • 手順4-2
鍋に調味料を合わせて入れ、沸騰してきたところで②を入れて煮ます。
少し煮詰め、照りが出てきたところで完成です。

さて、煮汁が少しあまり、ごぼうも余ってしまったら・・残った煮汁を利用してたたきごぼうを作ってみましょう。

  • 手順11
  • 手順22
  • 手順2-2

【たたきごぼう】

ごぼうをあたり棒などで軽くたたいて、亀裂を入れます。
亀裂の入ったごぼうを一口サイズにカットし、下茹でします。
*沸騰後10分程度。
  • 手順33
  • 手順3-2
肉巻ごぼうの煮汁が余っていた場合、水50ccと分量の豆板醤を加え沸騰してきたところで、②のごぼう、白ごまを加えて煮詰めて完成です。

いかがでしょうか。簡単にできますし、是非お試しください。