管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。
みなさま、あけましておめでとうございます。
めまぐるしく過ぎて行った2017年ですが、2018年もあっという間に過ぎ去ってしまうのだろうなと、新年早々そんなことを感じてしまっています。とはいえ新しい年の始まりです。今年もささやかながら情報を発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新年一回目は、お節にも使える料理と、南天について触れてみたいと思います。
紹介する料理は肉巻ごぼうとたたきごぼうです。ごぼうは「地にしっかりと根を張る」ということから、縁起物として扱われている食材で、おせち料理の一品としても利用できますので、ぜひお試しください。続いて南天についてですが、晩秋から冬にかけ丸く赤い実をつける植物で、南天=難転とし。難を転じるに通じることから縁起物とされ、快気祝いの赤飯に添えられたりもします。また、葉には殺菌効果があり、赤い実は慶事の料理の彩として使用されてきました。緑の葉が少ない冬場に、緑の葉と赤い実は、料理を彩るあしらいとして重宝されてきたわけですね。
【肉巻ごぼう】
さて、煮汁が少しあまり、ごぼうも余ってしまったら・・残った煮汁を利用してたたきごぼうを作ってみましょう。
【たたきごぼう】
いかがでしょうか。簡単にできますし、是非お試しください。