宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第103回】(平成30年2月号)

新年を迎え、早くも2月になってしまいました。厳しい寒さが続きますが、体調管理には気を付けてください。さて、2月のイベントというと、最近では恵方巻きが定着しつつありますが、節分の豆まき、バレンタインを思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、最も盛り上がっているのは、やはりバレンタインですかね・・
バレンタインについて調べてみますと、ローマが発祥で、チョコレートの「チ」の字も出てこないのが現実です。「愛の誓いの日」とはされているようですが、女性から男性に、チョコを贈ってアプローチをするといった風習は日本だけ。まさに企業戦略に乗せられてしまったわけですね。とは言いつつも、今回はそんなチョコを使用したお菓子、「Orange Peel Chocolate」を紹介したいと思います。
オレンジの香りと、皮のほろ苦さが加わり、甘いだけではない仕上がりです。
今の時期、伊予柑が出回っていますので、伊予柑の皮を使用しました。
甘いのが苦手な方にも向いているのではないでしょうか??

今月のメニュー

オレンジピールショコラ

オレンジピールショコラ

レシピ・作り方

材料

材料

オレンジの皮(今回は伊予柑)
50g
砂糖(皮の重量の70%)
35g
50g
チョコレート
適量
  • 手順11
  • 手順1-2
  • 手順22
伊予柑をよく洗い、皮を剥いて形を整えます。(傷ついている部分などを除きましょう)
皮の内側、白くふわふわしている部分を包丁でそぎ落とします。
*白い部分は落としすぎないように注意してください。
  • 手順33
  • 手順44
長さを揃えて、5mm幅の細切りにします。
*このタイミングで皮の重さを量りましょう。
沸騰したお湯に入れ、3度茹でこぼします。
  • 手順55
  • 手順66
皮の重さと同量の水と、70%の砂糖を加えて煮ます。
煮詰めるとあめ状になってしまうので、少し水分が残っているところで火を止め、オーブンシートなどに並べて乾かします。
  • 手順77
40~45℃の湯煎で溶かしたチョコでコーティングし、冷凍庫で冷やし固めて完成です。

全体をコーティングしたり、ココアをふったりしても良いですね。
恋が成就するかどうかはわかりませんが、よろしければお試しください。