宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

季節の話題アーカイブ

過去のメニューはこちら

今月の話題【第100回】(平成29年11月号)

ハロウィンも終わり、街はクリスマスカラーに染まり、本当に早いなあと感じてしまいます。
木枯らし一号も吹き、いよいよ冬も目の前ですね。
私ごとになりますが、今年は地方巡業が多い年になりました。北海道、広島、大阪、千葉と、某アイドルグループの料理関連のお仕事の手伝い、つい先日は青森県三沢市で行われた健康フェアに呼んでいただき、低糖質スウィーツの紹介とクッキングデモを行いました。慌ただしかったのですが、とても良い経験ができた1年になりました。今年を振り返るにはまだ早いのかもしれませんが、青森巡業で、今年度の予定も終了したので、ついつい話さずにはいられませんでした。さて、関係ない話はここまでにしまして、今回は「せんべい汁」を紹介したいと思います。本場の青森で頂いてきたことがきっかけになっていますが、肌寒さを感じ始めたこの時期には、ちょうどいいかなあと思いますので参考にしていただければと思います。

今月のメニュー

鍋仕立てせんべい汁

鍋仕立てせんべい汁

レシピ・作り方

材料

材料

【2人分】
 
鶏もも肉
80g
にんじん
30g
大根
50g
長ねぎ
30g
舞茸
40g
白菜
80g
こんにゃく
40g
400g
白だし
4g
コンソメ
6g
しょうゆ
18g
1.2g
南部せんべい
2枚
  • 手順11
  • 手順22
食材の下処理をします。
大根、にんじんはいちょう切りに、長ねぎは斜め薄切りに、白菜は一口サイズに、こんにゃくは色紙切りに、鶏肉は親指大に切り、舞茸は手で裂いておきます。
こんにゃくはさっと湯通しし、臭みを抜きます。
  • 手順33
今回は小さな土鍋を用意しましたので鍋仕立てで仕上げたいと思いますので、食材を並べ、割り下を注ぎ、蓋をして火にかけます。
火が通ったところで調味します。
  • 手順44
  • 手順55
こちらがせんべい汁で使用する、南部せんべいです。
汁、鍋用のものを選んでください。
せんべいは1枚を4~5つに割っておきます。
  • 手順66
出来上がった鍋(汁)が熱いうちにせんべいを乗せて完成です。
せんべいを入れて煮込むと、独特のもちもち食感がなくなるので、食べ直前に乗せ、汁が染みるのを待ってから食べると良いです。
せんべい汁にこれといった決まりは無いようですが、基本は鶏出汁、しいたけをベースに、たっぷりの野菜を入れ、旨味が染み出た汁に、しょうゆと塩で味付けすれば良いと思います。これから寒さも本格化してきます。
寒い夜にピッタリだと思いますので、どうぞお試しください。