宮屋敷忠信の食に関する季節の話題

宮屋敷忠信

管理栄養士の宮屋敷忠信先生が旬の材料を使った料理と季節のお話を毎月紹介しています。

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今月の話題【第111回】(平成30年10月号)

今年も10月突入ということで、残り1/4となりました。振り返るにはまだ少し早いですが、いろいろありましたね。
さて、今月はカブを使った料理をご紹介したいと思います。
カブは春ごろと、秋が旬になっていて、春先のものは柔らかく、秋のものは甘いと言われています。今回はそんな蕪を、秋蕪の蟹肉入りあんかけに仕上げてみました。
今回は、蕪を加熱調理する際のポイントのお話も載せてありますので、参考にしていただければと思います。

今月のメニュー

秋蕪の蟹肉入りあんかけ

秋蕪の蟹肉入りあんかけ

レシピ・作り方

材料 4人分

材料

蕪(中サイズ)
2個
蟹肉
30g
白出汁醤油
30g
180g
片栗粉
3g
3g
蕪の葉
少々
柚子果汁
少々
  • 手順11
蕪の皮を薄く剥き、くし形6等分にカットします。
蕪の葉は少量使用しますが、残りはもったいないので、さっと茹でて冷凍してとっておきましょう。
  • 手順22
  • 手順33
  • 分量の白出汁醤油と水を合わせ、鍋で煮立たせます。
    そこへカットした蕪を入れ、再度沸騰後40秒ほど煮て火を止めます。
    *ここがポイントです!
    蕪は火の通りが早く、火が入りすぎると、柔らかく型崩れしてしまいますし溶けてしまいます。
    適度な歯ごたえを残すためにも加熱しすぎには注意しましょう。
    火を止めたら蕪を取り出し、あんを作ります。
  • 手順44
③に蕪の葉と蟹肉を入れ、ひと煮立ちしたところで水溶き片栗粉を加えとろみをつけます。
  • 手順55
取り出した蕪を④に戻し、自然に冷まします。盛り付け直前に柚子果汁を少量加え完成です。