見出し用画像季節の話題

最近の雨はまるでスコールの様に、短時間で大量に降る傾向が多い気がします。そして梅雨が明ければ35度を超える猛暑が続き、健康を維持していくのも大変な今年の夏・・・しかし、いよいよ迎えた夏場に旬を迎える野菜には、カラフルで栄養が沢山詰まっているものが多くあります。今回はそんな夏の野菜を使った料理を紹介します。


パプリカ ナス科トウガラシ属
パプリカの画像

緑色のピーマンは未熟なうちに収穫したもの完熟すると赤くなり、栄養素もぐんとアップします。今一般に出回っているパプリカと呼ばれているものはヨーロッパでつくられたベル型ピーマンといわれる種類です。
豊富なビタミンC・・・・・赤いものでは100gあたり170mg程度含まれます。かぜの予防や、疲労回復に効果が期待できます。
豊富なカロテン・・・・・普通のピーマンよりも多く含まれ、赤やオレンジのパプリカには倍以上の量が含有されています。抗発ガン作用、免疫賦活作用を期待できます。


ズッキーニ ウリ科かぼちゃ属
ズッキーニの画像

クールジェットともいいます。カリウムが豊富なので血圧が気になる方にはおすすめの食材のひとつです。


トマト ナス科トマト属
トマトの画像

数え切れないくらいの品種がありますが、大きくわけると・・・・
桃色系・・・主に生食用で、日本の桃太郎がこれにあたります。
赤色系・・・香りも強く、主に加熱用に向いています。
ミニトマト系・・・最近では色も形も様々ですが、甘味が強いものが多いですね。
トマトが赤くなると医者が青くなる・・・そんな言葉があるくらいトマトは健康のためにいい野菜。トマトの赤はカロテンの一種のリコピンという色素です。このリコピンの抗酸化作用は通常のカロテンよりも強力な為、細胞のガン化を予防する作用がとても強いです。しかも熱にも強い為、加熱調理したものでも効果が期待できます。


ナス ナス科
ナスの画像

種類は非常に多く、各産地で特徴を出しているものがある。一般にスーパーで見かけるものは卵型のものや少し長い長卵型なすです。そのほか大きい米なすや、丸型の加茂なすなどが知られていますね。なすの紫色はアントシアン系のナスニンと呼ばれ強い抗酸化力があり、ガンや生活習慣病の予防役立つといわれています。

見出し用画像料理紹介 ~夏野菜を使ったラタトゥーユ風~

夏野菜を使ったラタトゥーユ風の画像

作り方

玉葱を炒める画像①・・・にんにく玉ねぎはみじん切りに、トマトは湯むきをして種をとり、あらみじん切りにします。

②・・・鍋にオリーブオイルを入れ、にんにく、玉ねぎを焦がさないように透明感が出るまで炒めます。

トマトを加える画像③・・・鍋にトマトを加え、コンソメ砂糖塩コショウで味をつけたら火を止めておきます。

切ったナスに塩をふる画像④・・・ナスは5mm厚の斜め半月切りにして、塩を軽くふってあくを出します。

水分をふきとる画像

水分が出てきたらふきましょう。

フライパンで具材を炒める画像

⑤・・・ズッキーニは5mm厚の輪切り、パプリカは乱切りにしておきます。

⑥・・・鍋にオリーブオイルを入れ火をつけ、具材を炒め、塩コショウを軽くしておきます。

トマトソースとまぜる画像

⑦・・・全体に火が通ったら、Aのトマトソースと混ぜながら軽く加熱して皿に盛ります。

完成画像

⑧・・・盛り付けたらモツアレラチーズをちぎって載せ、バジルを飾れば出来上がりです。

オリーブオイルの風味がとても食欲をそそります。味を濃いめにしてパスタにかけても合いますよ!



まだまだ夏本番はこれからですが、皆さん体調管理には気をつけて楽しい夏を過ごしましょう。

武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信

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