8月も半ばを過ぎ、例年だと秋を感じる瞬間が増えてきますが、今年の夏は、一向に秋の気配を感じることがないくらい残暑が厳しいですね。熱中症で倒れる人も今年はとても多かったようです。暑さの影響でしょうか、秋刀魚の捕獲量も少なく、野菜の高騰も目立ちますね。
さて、残暑がまだまだ続く今年の夏ですが、今回は夏野菜を使い暑い中、さらに汗をかきながら食べてもらえるような料理を紹介しますね。
今回の主役は「ナス」です。
ナスといえば代表的な夏野菜ですが、秋のナスも有名ですね。美味しくて仕事をしなくなるから「秋ナスは嫁に食わすな」なんて言われるほど美味しいといわれています。料理の前にナスの栄養素のお話をちょっとしますね。実はコレといって特に多く含まれる栄養素はありません。強いて言うとカリウムが豊富です。ナスの場合には栄養素よりも、特徴的なあの濃い紫色の方が、生理作用的に期待できると思います。アントシアン系の色素で、活性酸素(細胞をガン化させる)の働きを抑制する効果があり、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。そんなナスを、私個人的には網で焼いておろし生姜と鰹節をのせて醤油をちょっとたらしていただくのがもう絶品!なのですが、さすがにそれを紹介するわけにもいきませんので、今回は、家庭で残った食材の再利用で美味しく調理をしてみましょう。
一回で食べきれない料理の代表格として「カレー」が挙げられます。個人的におすすめなのは、じゃがいもは入れずに作ることなのですが、理由は、じゃがいもを入れなければ冷凍保存がしやすくなりますので、多く作っても一回分ずつ分けて冷凍しておけば、そのたびに温めなおして食べれて便利ですよね。また、食材も大きくカットするのではなく、小さめにカットして、肉もひき肉を使います。そのほうが色々と使い勝手も増えるので、お勧めです。
ということで、今回はカレーを使って「ナスの焼きカレー乗せ」を紹介します。
①・・・ナスを縦1/2にカットして、座りが良いように写真のように少しカットします。
②・・・ナスに火が入りやすいように切れ目を入れておきます。
③・・・ナスはあくが出るので、塩を表面に軽くふり、しばらく置いておきます。(水が出てくるので拭いてください。)
④・・・・ナスをラップで包み、レンジで2分程度温めます。
⑤・・・天板にシートを敷いて、ナスを置きカレーを乗せてピザ用チーズを散らして、250度15分で出来上がりです。
まだまだ暑い日が続きますが、体調管理には気をつけてくださいね。