10月の行事というと、最近ではすっかり定番になってきた「ハロウィーン」を連想する人が増えてきていると思いますし、街を彩るディスプレイでも随分見かけます。さて、やはりハロウィーンというと「かぼちゃ」ですが、日本では代表的な夏野菜の一種になりますが、実際の収穫は12月ごろまで、品種によっては1月ごろまで収穫しているものもあるようです。では、かぼちゃについてのお話を少ししたいと思います。かぼちゃの種類を大きく分けると、日本(東洋)かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ぺぽかぼちゃに分けることができます。

日本かぼちゃ 水気が多く、甘みも控えめで煮物にむいています。見た目では、上から見ると菊のような溝があるものやでこぼこしているものが多く、黒皮かぼちゃ、鹿ヶ谷かぼちゃ、小菊かぼちゃなどがあります。
西洋かぼちゃ 甘みが強く粉質で、ホクホクした食感をしています。カロテンやビタミンCが多く含まれ、えびすかぼちゃ、赤皮栗かぼちゃ、みやこかぼちゃなどがあります。普段みなさんが食べているのは、ほとんどが西洋かぼちゃです。
ぺぽかぼちゃ ハロウィーンのオレンジのかぼちゃがこの一種。比較的淡白な味で、食べるというより観賞用といったところです。金糸瓜(そうめんかぼちゃ)のような変ったものもあります。またズッキーニがこの種類に入り、若取りをするタイプになります。


ジャック・オ・ランタンって?

ハロウィンかぼちゃの画像アイルランドやスコットランドに伝わる鬼火のような存在。その昔、仕事もしない怠け者のジャックという男が、悪魔を落とし穴に落とし、自分が地獄に行かないで済む約束(契約)を交わすまで穴に閉じ込め、約束を交わした後、悪魔を出した。しばらくしてジャックは死亡したが、生前怠け者だったため天国で受け入れられず、仕方なく地獄に行ったが、悪魔との約束で地獄にも受け入れられず、この世とあの世の狭間をさまようことになってしまった。狭間は暗闇の為、悪魔に炭のかけらをもらい、蕪をくり抜いた中にいれ、ランタンにしていた。話がアメリカに渡り、蕪からかぼちゃに変ったようですが、スコットランドでは今でも蕪を使っているようです。ちなみに上記以外の説もあります。

*画像は西洋かぼちゃで作った「ジャック・オ・ランタン」です。

装飾画像

~プリンレシピ(80ccココット型5個分)~

材料の画像

牛乳

80g

生クリーム

80g

かぼちゃ

150g

60g

上白糖

30g

作り方

かぼちゃのたねを取る画像①・・・かぼちゃの皮をきれいにむき、レンジにかけて軟らかくしておく。

*500W 4分程度

かぼちゃの皮を取る画像

電子レンジに入れる画像

材料をミキサーに入れる画像②・・・レンジにかけて軟らかくなったかぼちゃと、牛乳、生クリーム、上白糖、卵をミキサーにかけ、ココット型に流します。

ココット型に入れる画像

蒸し器に入れる画像③・・・温めた蒸し器に入れ、弱火にして15分程度蒸します。

*蒸し器の蓋に割り箸をはさむなどして、蒸し器内の温度調節をすると、きれいに仕上がります。

④・・・固まったプリンは冷蔵庫などでしっかり冷やしておきましょう。

~カラメルソースレシピ~

上白糖

50g

15g

色止め用水

15g

作り方

鍋に砂糖と水を入れ加熱する画像①・・・鍋に分量の上白糖と水15g(大さじ1)を入れ、加熱します。

カラメルをつくる画像②・・・程よいカラメル色になったところで色止め用水(大さじ1)を入れ火から外します。水の量が足りないとカラメルが固まってしまいますので気をつけてください。

*色止め水を入れた瞬間、カラメルが飛び散り、手につく場合があるので注意してください。

カラメルをプリンにかける画像③・・・出来上がったカラメルを固まったプリンに流しいれれば出来上がりです。

カラメルをプリンにかける画像

*写真では生クリームと、かぼちゃの種(食用)を飾ってあります。

装飾画像
武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



アーカイブ