11月に入ると、季節も冬の表情がちらほらしてくる感じで体調を崩す方も目立つような気がします。10月のハロウィンが終わり、街の彩りはクリスマスを迎える準備が始まります。気がつくと今年も1ヶ月余り、最近は特に時間が経つのが早く感じます。などとしんみりしてしまうのが秋の特徴なのでしょうか・・まあそんな話は置いておいて、食べ物のお話をしましょう。秋の食材というと、夏の素材に比べて華やかさが少ない気がしますね。そこで今回は、11月あたりから旬を迎える魚「イトヨリ」を紹介します。


イトヨリの画像

見た目も華やかで、味に癖もなく、非常に美味しい白身魚です。フレンチはもちろん、和食でも高級魚として扱われています。今回はそんな「イトヨリ」を使った料理を紹介しましょう。と、その前にいとよりについて少しお話ししておきます。「イトヨリ」=イトヨリダイといいますが、関東よりも関西方面では祝い魚として用いられるほど古くから親しまれているようです。漢字で書くと「糸縒鯛」「糸撚鯛」「糸操鯛」・・・別名も含め、当て字が沢山あります。英名では「Golden thread」=金の糸です。金色の糸状のものが尾びれの先から伸びている様子がまさに「イトヨリ」の特徴であり、名前の由来なのです。


イトヨリの尾の画像

そして今回紹介する料理は・・・

装飾画像

材料

A)イトヨリダイ切り身

70g程度

A)塩・黒こしょう

少々

薄力粉

4g

オリーブ油

3g(小さじ1弱)



トマトソース

オリーブ油

3g(小さじ1弱)

にんにく

0.5g

玉ねぎ

20g

マッシュルーム

10g

薄力粉

1.5g

トマトジュース(無塩)

50g

10g

セミドライトマト

12g

塩・こしょう

適量

上白糖

2g

生クリーム

10g

セルフィーユ(飾り)

適量



〜付け合せ(参考に)〜

サラダ油

2g

エリンギ

30g

パプリカ黄

15g

塩こしょう

少々

じゃがいも

60g

作り方

かぼちゃをレンジにかける画像①・・・軽く魚に塩こしょうし、粉をまぶします。


材料をまぜる画像②・・・粉をまぶしてオリーブ油をしいたフライパンで皮目から焼いていきます。
③・・・程よい焼き色がついたら裏返して弱火で火を通します。


トマトソース

④・・・にんにく玉ねぎはみじん切りに、マッシュルームはくし型にカットしておきます。
⑤・・・鍋にオリーブオイルを入れ、にんにく玉ねぎを炒めていきます。
⑥・・・玉ねぎがしんなりしたらマッシュルームを加え、軽く炒めたところで薄力粉を入れて炒めながら良く混ぜます。焦がさないように注意してください。
⑦・・・⑥にトマトジュースと水を入れ、荒く刻んだセミドライトマトも加えてひと煮立ちさせ、塩こしょうで味を整えたら、最後に生クリームを加えて完成です。


〜付け合せ(参考に)〜

⑧・・・じゃがいもはひと口大にカットして、粉ふきいもにします。
⑨・・・エリンギ・パプリカはひと口サイズにカットして、サラダ油を敷いた鍋で炒め、塩こしょうして仕上げます。


盛りつけ

皿中央にエリンギ、パプリカのソテーを盛り、魚の土台にし、上に魚を乗せます。魚の上部に粉ふきいもを盛り付け、ソースをかけて最後にセルフィーユ飾れば出来上がりです。


〜応用編〜

パスタにソースと魚をのせても美味しくいただけると思います。




2011年も残りわずかですが、美味しい秋を過ごしましょう・・・



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



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