連休も終わり、5月病かも・・・なんてひともこの時期多いのではないでしょうか。また、天気図を見ていると早くも梅雨前線が確認できました。私個人的に大好きな夏は目の前ですが、どうしても乗り越えないといけない、「梅雨」が目の前まで迫っています。実は私自身も、連休明けは5月病なのか「トシ」なのか、イマイチ疲れが溜まって、抜けない感じが続いておりました・・・。


そんな話はさておき、今回もこの時期に旬を迎える食材を使った料理をご紹介したいと思います。


そら豆の画像今回紹介する食材の1つ目は「そら豆」です。最近は12月ごろから見かけますが、本来の旬は4・5・6月です。たんぱく質、糖質、ビタミンB1、B2、Cや、カリウム、鉄などのミネラル類も多く含まれています。茹で方は、たっぷりのお湯で、酒を少々と塩を入れて固めに茹でるのが良いでしょう。酒は豆の青臭さを和らげます。固めに茹でるのは、余熱でも加熱が進むためです。また、固めに茹でて冷凍保存も可能です。


ごぼうの画像2つ目は「ごぼう」です。11月から1月と4,5月に旬を迎えます。食物繊維が豊富で、便秘解消や整腸作用、発がん性物質の排除にも効果が期待できます。また血糖値の上昇を抑制する働きもあるため糖尿病にも有効と言われています。


新たまねぎの画像3つ目は「新玉ねぎ」です。4,5月に出回るのが新玉ねぎ。独特のにおいと辛さの硫化アリルですが、体内ではビタミンB1の吸収を助けたり、血液をさらさらにしたりととても効果的な成分なんです。新玉ねぎの場合には、辛みも弱く生食にも向いています。


たこの画像そして最後4つ目が「タコ」です。今ごろからが旬になってきます。アミノ酸の一種のタウリンを豊富に含み脂質、糖質は少なく、たんぱく質は良質なものを含みます。以前にも話しましたが、タウリンは疲労回復に役立ちますから、5月病にも効果が期待できますね。


そんな旬の食材を4つ使って作る料理は、旬が5月のかき揚げです。

装飾画像

材料4人分

材料の画像

タコ

100g

そら豆

60g(むいたもの)

ごぼう

80g

たまねぎ

80g

小麦粉

80g

100g

60g(1個)

作り方

具材を混ぜる画像①・・・タコは小さめの一口大に、そら豆は茹でてむいておきます。ごぼうはささがきにして、玉ねぎは薄くスライスしておきましょう。
②・・・粉と水、卵を混ぜ合わせたら、カットした具材を入れて混ぜ合わせます。

魚をソテーする画像③・・・170℃程度に熱した油に、おたまを使ってそっと入れます。少ししたら裏返します。1分程度揚げたら取り出します。

④・・・召し上がるときの天つゆは4:1:1! だし汁4に醤油1、みりん1の割合。4:1:1を覚えておくと応用が利きますので、良かったら参考にしてください。



そら豆の代わりに、枝豆をつかったり、小エビを入れたりと、かき揚げはいろんな材料を混ぜて作れます。季節に応じた食材を使って、作ってみてくださいね。



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



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