冬なので寒いのは当たり前ですが、年のせいもあり、心が折れそうな毎日を送っている私ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。雨も少なく、乾燥が続くこんな時期に心配されるのがインフルエンザの流行ですね。今のところ私の学校で流行っている話は耳にしませんが油断は禁物ですね。
そんな話はさておき、予告どおり1月第2弾のお話に移ります。日常から離れ、刺激を受けに行こうと決めたのが昨年の11月頃でした。今から約20年ほど前にお世話になった新潟のとあるロッジ。決して大きくもなく、ありきたりの施設でしたが、今思うと厨房の機器などは、当時にしてはとても充実していたことを思い出します。今でこそ当たり前のスチームコンベクションオーブンなども、20年以上前から導入しており、料理に前向きな姿勢を伺えます。今思えば、現在の自分の状況は、こちらでのバイトがきっかけだったのかもしれません・・・
そんなロッジに約10日間ほどお世話になって来たわけですが、新潟の食材の良さに驚かされました。もちろん流通されていないだけで、各地に良い食材はあると思いますが、今回は新潟でのお話になります。新潟といえばやはり「お米!」、となると「お酒!」、ときますが今回は違います。まず最初に取り上げるのが洋梨の「ル レクチェ」です。洋梨というとフランスの「ラ フランス」がメジャーですよね。このル レクチェもフランス生まれ。しかし栽培が難しいらしくあまり出回らなかったようです。しかしそこは農業先進国の日本。見事に栽培に成功し、今では新潟の名産になっているようです。
香りも良く本当に美味でしたが、出回る時期が11月〜12月いっぱいくらいでしたので残念ながら持ち帰りはできませんでした。今年の年末に是非仕入れて賞味したいと思います。
次に紹介したいのがエリンギです。一般に想像するエリンギは太くて大きいものだと思いますが、紹介するものはしめじのようなサイズになります。
こちらのエリンギ、香りももちろんですが歯ごたえも良く、さっと蒸してサラダに入れたり、汁物の具や、炒め物に混ぜたり・・・使い道は数知れません。ということで今回はこちらのエリンギと、今の時期旬を迎えている「リーキ(ポロ葱)」を使ったトマトクリームパスタを紹介したいと思います。
作り方
①・・・食材の下処理をしておきましょう。
にんにく、たまねぎはみじん切りに、ホールトマトも、細かく刻んでおきましょう。
鶏肉は一口大にカット、エリンギは切るのではなく、手で裂いておきましょう。
ポロ葱は4cm、5mm幅で細切りにしておきます。
②・・・鍋にたっぷりのお湯を沸かしましょう。
パスタをゆでるお湯は、麺の10倍量を目安に用意しておきましょう。
また、お湯に加える塩は、お湯の量の0.5〜1%程度で良いです。
③・・・麺をゆで始めたらソースを作り始めましょう。
鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく・たまねぎを炒めます。
たまねぎがしんなりしてきたら、刻んだホールトマトを加え、分量の水、コンソメ、上白糖を入れて少し煮ます。
水分が減ってきたら塩こしょうで味を調えましょう。
④・・・具材を炒めましょう。
別の鍋にオリーブオイルを熱し、鶏肉を炒めます。
ある程度火が通ったらエリンギを加え、香り付けに白ワインを入れてアルコールを飛ばします。
アルコールが飛んだところへポロ葱を加え、さっと炒めたら、③と合わせ、生クリームを加え、塩こしょうをして、味を調えます。
⑤・・・仕上げましょう。
④⑤の作業は、 6〜7分で仕上げてください。茹で上がったパスタを、ソースが入っている鍋に移し、ゆで汁を40cc程同時に入れ、麺に絡ませながら炒めます。
加熱しながらソースを混ぜて仕上げる場合の茹で時間は、表示時間より1分〜1分30秒少なく茹であげてください。
⑥・・・盛り付けましょう。ソースがしっかり絡まったところで、お皿に盛り付け、黒こしょうを軽くふりできあがりです。