早くも・・・今年は例年になく、早い入梅になってしまいました。先月、梅雨前線がもう目の前まで来ていますなんてコメントをしたせいでしょうか・・・しかし、夏はもう目の前です、がんばって乗り切りましょう。夏といえば色とりどりの野菜も沢山ありますね。一般的に冬の野菜は体を温め、夏の野菜は体を冷やすといわれています。本来体を冷やすのは良くないですが、今年に限っては夏野菜を上手に摂取して、クールビズならぬ、クールベジで乗り切ってはいかがでしょうか???暑い夏はどうしても御飯ものよりも麺類の方が食が進む方も少なくないと思いますので、今回は夏野菜を使ったパスタを紹介したいと思います。

装飾画像

材料2人分

材料の画像

パスタ

180g

オリーブ油

20g

にんにく

1g

たまねぎ

100g

ホールトマト缶

200g

白ワイン

20g

セミドライトマト

40g

ペコリーノチーズ

10g

塩・こしょう

適量

バジル

1枚程度

作り方

トマトをカットする画像①・・・にんにく、たまねぎをみじん切りにしておきます。
②・・・トマト缶詰のトマトを細かく刻み、*1セミドライトマトは荒く刻んでおきます。
③・・・*2ペコリーノチーズも細かく刻んでおきましょう。

*1ドライトマト・・・トマトを乾燥させたもので、オリーブオイルなどに漬け込んでいるセミドライタイプと、乾燥した状態のドライトマトが一般に出回っています。今回はセミドライトマトを使用しましたが、ドライトマトを使う場合には、お湯で30分程度戻して使用しましょう。もちろん戻し汁は捨てずに使いましょう。

*2ペコリーノチーズ・・・ペコリーノロマーノと呼ばれているチーズで、ペコリーノ=羊乳ロマーノ=産地(ローマ地方)の意味があり、本来カルボナーラはこのチーズでつくるのが本来の姿と言われています。香りは強いですが、ソースにこくを与えてくれます。


④・・・パスタを茹ではじめます。パスタを茹でる際のお湯の量は、茹でる麺の最低10倍量は用意しましょう。また、茹で汁には必ず塩を0.5〜1%程度入れておきましょう。

材料を炒める画像⑤・・・麺を茹で始めたら、フライパンにオリーブオイルを入れ、刻んだにんにく、たまねぎを炒めます。たまねぎがしんなりしてきたらトマト缶詰め、白ワインを入れます。
⑥・・・ワインのアルコールが飛んだら、セミドライトマト、茹で汁を大さじ2杯程度加え入れ、刻んだペコリーノチーズを入れ味を調えましょう。

パスタを和える画像⑦・・・茄子を輪切りにして素揚げします。
⑧・・・麺が茹で上がったらソースとからめきれいに盛りつけ、茄子とバジルを飾って出来上がりです。



今回は温かいパスタとして仕上げましたが、ソースを冷やし冷製パスタとして仕上げても美味しいと思います。その場合には、モッツアレラチーズを刻んだものを乗せて、バジルを飾ると良いと思います。はたして今年の夏は昨年のような猛暑になるのか否か。節電を考えると冷夏の方が良く、経済効果を考えると暑い夏の方が良く・・考えてみると、夏の暑さも「四季」という素敵な時間の流れ方の一つですので、夏の温度や空気を感じながら、様々な工夫で乗り切る方法を考えるのも見方によっては楽しいかもしれませんね。



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



アーカイブ