GWが終わり、なんとなくだるい、やる気が出ない・・なんて思いながら生活していたら5月も終わりそう。しかし今年の5月は、金環日食でおおいに盛り上がりました。場所を変えれば観ることもできるのでしょうが、東京であのような日食を観ることは、生きている間にはもうないみたいですね。みんなの願いが届いたせいか、見事な天体ショーを観ることもでき、特別な5月を迎えられました。みなさんはご覧になりましたか?



さて今回は、この時期を意識した食材を使ってパスタを作りたいと思います。パスタと言っても色々な種類がありますので軽くふれておきます。


ロングパスタ・・・長さは通常25cmに揃えられている。


カッペリーニ
(髪の毛の意)
パスタ断面図 丸 直径0.9mm。冷製パスタ、スープパスタ向き。
フェデリーニ パスタ断面図 丸 直径1.3mm
スパゲティーニ パスタ断面図 丸 直径1.5〜1.7mm
スパゲッティー パスタ断面図 丸 直径1.9mm
リングイネ パスタ断面図 楕円 短径1mm、直径3mm。
弾力がありもちもちした食感を楽しめる
ブカティーニ パスタ断面図 穴あき
リッチャレッレ パスタ断面図 平形で周囲が波打っている。別名ラザーニエ・リッチェ
フェットチーネ パスタ断面図 平形、5mm〜8mm幅。タリアテッレも同じ


ショートタイプ


マカロニタイプ パスタ断面図 筒型
フィリングタイプ パスタ断面図 具入り
セメチコリアタイプ パスタ断面図 粒状

などなど



装飾画像

今回はパスタの定番とも言うべき、カルボナーラを作ってみます。



材料(二人分)

材料の画像

スパゲティー乾麺

160g

バター

8g

新玉ねぎ

50g

ベーコン

30g

グリーンアスパラ

30g

春キャベツ

60g

コンソメ

3g

60g

生クリーム

60g

牛乳

40g

卵黄

2個

パルメザンチーズ

4g

少々

粗挽き黒こしょう

少々

作り方

①・・・麺を茹でる用に、たっぷり湯を沸かし、塩を入れておきます。

*目安は茹でたい麺の10倍量です。例・・・100gの麺=1リットルの湯
*塩は湯量の1%  例・・・1リットル=10g


②・・・玉ねぎは薄くスライス、アスパラは斜め切り、ベーコンは1cm幅の長方形に、キャベツは1.5cm×4cm程度の大きさにそれぞれカットしておきましょう。


③・・・卵は卵黄と卵白に分けておき、卵黄を使います。


野菜を茹でる画像④・・・鍋に湯を沸かし、アスパラとキャベツをさっと茹でます。
アスパラを湯に投入後、少しおいてキャベツも入れます。

茹でた野菜を湯きりする画像両方固めに茹で、ざるで湯切りをしたら冷やさずに余熱で火を通します。アスパラは茹でた後水で冷やすと、水を吸って水っぽくなりますので余熱を上手に使ってください。


パスタを茹でる画像⑤・・・麺を茹で始めましょう。
麺の袋に書いてある時間より1分早めに引き上げます。今回のは6分だったため、5分で出します。


野菜を炒める画像⑥・・・麺を茹で始めたと同時に、パスタの野菜を炒め始めましょう。
バターを熱し、玉ねぎ、ベーコンの順に炒めます。玉ねぎがしんなりしてきたら、コンソメ3gと水60gを入れ、

アスパラとキャベツを加える画像煮たったところでアスパラとキャベツを加えさっと混ぜます。


パスタを加える画像⑦・・・少し早めに麺の湯を切り、野菜を炒めた鍋に入れてさっとからめ火を止めます。


⑧・・・生クリーム、牛乳、卵黄を合わせたものを加え、余熱で混ぜ合わせながら塩、パルメザンチーズを加え調味したら、皿に盛り黒こしょうを上に散らせば出来上がりです。



装飾画像

春の食材を使っているので、カルボナーラならぬ「春ボナーラ」なんて名前を付けてみました。気が付けば今年も折り返しがもう目の前。これから蒸し暑い季節がやってきますが、体調管理に気をつけて、楽しい夏を迎えましょう。(私だけですかね・・)



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



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