夏も終わり・・9月に入り、秋めいてくると思いきや、厳しい残暑が続いています。 しかし、今年の日本は暑さよりも、各地での自然災害の被害が尋常ではありません。被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
さて、今年もいよいよ食欲の秋が訪れてきましたが、秋といえば皆さんはどんな食べ物を連想するでしょうか???私はやはり「秋刀魚」を直ぐにあげてしまいます。毎年行われる目黒の秋刀魚祭りも、震災で心配されていましたが無事に実施されていましたね。そんな秋を代表する秋刀魚ですが、美味しいのは味だけではなくて、身体にも「お・い・し・い」食材なんです。身は上質なタンパク源であるとともに、血合いの部分には貧血に効くビタミンB2が多く含まれています。特に秋刀魚に含まれる脂質の中には、コレステロールを減らしたり、脳血栓、動脈硬化、心筋梗塞、高血圧などの予防効果を高く期待できる、DHA(ドコサヘキサエンサン)、EPA(イコサペンタエンサン)と呼ばれる不飽和脂肪酸がたっぷり含まれています。このほかにもビタミンAやDなども含まれる、いわゆる「お・い・し・い」食材なんです。本来旬の素材は、素材そのものの味で楽しむのが1番だと私自身感じていますが、今回はほんの少し手を加えてた秋刀魚料理を紹介します。

装飾画像

材料2人分

材料の画像

秋刀魚

1尾(可食部70gとして)

塩こしょう

少々

薄力粉

5g

長ネギ

20g

青じそ

2枚

サラダ油

4g

たかの爪

0.1g

しょうが

0.3g

ポン酢

20g

20g

上白糖

2g

ごま油

1g

作り方

秋刀魚塩抜き画像①・・・秋刀魚を3枚に下ろし、皮目に塩(分量外)を軽くふっておく。塩の脱水作用で、表面の臭みを取ることができます。表面に水が浮いてきたらふき取りましょう。


白髪ねぎ画像②・・・ねぎを5cmくらいの筒切りにして、回りの白い皮の部分を白髪ねぎに、中身は粗みじん切りにしておきましょう。青じそは千切りにしておきます。たかの爪は水にふやかし、輪切りにしておきます。生姜はみじん切りにしておきます。


秋刀魚ソテー画像③・・・秋刀魚を4等分して軽く塩こしょうし、薄力粉をまぶしておきます。鍋にサラダ油を熱し、皮目から焼いていきます。
④・・・きれいな焼き色がついたら裏返し、火が通ったら皿に盛ります。


タレ作り画像⑤・・・鍋にサラダ油を熱し、たかの爪、生姜を焦がさないように加熱し生姜の香りがあがってきたら長ネギの粗みじん切りにしたものを加え軽く炒めます。
⑥・・・ポン酢、水、上白糖を加え調味し、最後にごま油を香り付けに加え出来上がりです。


盛り付けた魚に青じそ、白髪ねぎを飾り、ソースをかけて出来上がりです。



もちろん塩焼きに大根おろしも良いですが、たまにはどうでしょうか・・・・
来月は10月。10月といえばハロウィン、来月はハロウィンネタを紹介しますのでお楽しみに。



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



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