いよいよ10月に入り、秋らしさも本格的になってきました。秋といえば「食欲」、「スポーツ」、「読書」、「芸術」等等なにかと「・・・の秋」なんて言葉が多く存在していますね。夏は暑いのでなにかとしんどいですが、暑さが和らいだ秋には、活動もしやすく、そんな言葉が沢山あるんでしょうね・・・しかし夏をこよなく愛する私には、さみしいイメージしか無いのですが・・・。さて、近年の10月といえばやはり「ハロウィン」がポピュラーなのでしょうか。某有名遊園地も、毎年大きなイベントとして盛り上がっていますし、日本でもだいぶ根付いてきたのかなと感じます。ハロウィンの話題は、昨年10月に紹介させてもらっていますが、今回も少々紹介したいと思います。ハロウィンの起源などについては以前紹介したように、ヨーロッパとされています。とある民族の1年の終わりが10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪れたり、精霊や魔女が出てくると信じ、これらから身を守る為に変装し、魔除けの焚き火をしていたそうです。「Trick or treat(ご馳走くれないと悪戯するよ)」と、お化けに仮装した子供たちが近所を訪ねるの、もそんな背景があるようですが、説は様々なようですのであしからず。最近かぼちゃのイメージはハロウィンが強いですが、実は日本の場合、「冬至にかぼちゃを食べると病気にならない」なんて言葉があるようで、10月31日よりも12月22日前後の冬至に食べることの方が一般的だったんですね。かぼちゃは栄養価の高い食品です。今回はそんなかぼちゃを使ったパンを紹介します。

装飾画像

材料3個分

材料の画像

A)強力粉

60g

A)上白糖

15g

A)食塩

0.6g

A)脱脂粉乳

1.2g

ドライイースト

1.6g

かぼちゃ(黄色い部分)

15g

10g

24g

無塩バター

4.5g


パンプキン外皮生地

バター

15g

砂糖

26g

20g

薄力粉

50g

かぼちゃ皮部分

7g

抹茶

0.3g

作り方

かぼちゃをレンジにかける画像①・・・Aをふるって、ボールに入れます。
②・・・分量のかぼちゃをラップで包み、レンジにかけ軟らかくしておきましょう。


材料をまぜる画像③・・・①にイースト、分量の卵、水を入れ、軟らかくなったかぼちゃの黄色い実の部分だけを入れます。
*緑の部分はミキサーにかけます。
④・・・ボールの中でしっかり混ぜ、ひとまとまりになったら台の上にだして、しっかり捏ねます。
⑤・・・粉っぽさが無くなったらバターを加えさらに捏ねます。


こねた材料画像⑥・・・表面が滑らかになったら、丸めてボールに移し35℃前後で30分1次発酵させます
*発酵させている間に周りの生地をつくりましょう。


かぼちゃ外皮生地

生地の材料をボールに入れる画像⑦・・・ボールにバターを入れ、軟らかくなったら砂糖を入れてしっかり混ぜます。


裏ごししたかぼちゃの皮の画像⑧・・・少量の水と、かぼちゃの皮の部分をミキサーにかけて裏ごします。
⑨・・・⑦に卵を入れよく混ぜたら、②と薄力粉、抹茶を加えてしっかり混ぜれば出来上がりです。


外皮生地完成画像⑩・・・ラップを広げて、出来上がった生地を薄く包み、冷凍庫でしめましょう。


⑪・・・冷やしてしめた生地を丸く伸ばし、1次発酵が終わったパン生地に覆うようにかぶせ、グラニュー糖をまぶします。
⑫・・・カードや包丁などで模様をつけたら190℃のオーブンで、10〜15分焼いて出来上がりです。

*写真はジャックオーランタンバージョンです。



「Trick or Treat!」

あなたはお菓子をあげますか?悪戯を温かく受け止めますか?



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



アーカイブ