栄養士の卵たち ~MUSASHINO LIFE~

どっちにしようかな?

夏休みも終わり、9月2日からは武蔵野栄養専門学校でも授業が再開されます。まだまだ暑い日が続きますが、学生たちは暑さに負けず栄養士を目指して授業に臨みます!
さて、今回は校内実習という授業をご紹介します。
校内実習は、以前にご紹介した大量調理実習と実習内容は同じ「給食づくり」を行う授業です。1年次に「給食づくり」になれてもらい、2年次に人数を減らして実習を行います。また調理する献立も学生が考えた献立を、作業手順の組み立てや発注作業など現場の栄養士が行っている事務作業を含めて身につけることを目的に行っている授業です。

小中学校の学校給食に「セレクト給食」があることは知られていますが、学校給食における「セレクト給食」の目的は何かご存じでしょうか?「セレクト給食」は、子どもたちが主食や、魚や肉など複数用意した主菜やデザートの中から自分で食べるものを選んで食べることで、食への興味や関心を高め、栄養のバランスや食生活について考えさせる「食育」を目的として年に数回(実施回数や内容は各都道府県や市町村によって異なります)行われています。本校でも2年次に行われる校内実習の中で主菜を2種類準備し、喫食者自身で選択してもらう「セレクト給食」を実施しており、学生たちの楽しみのひとつにもなっているようです。
その中で今回は今年度に実際に提供した、「ささみフライ」と「タンドリーチキン」のセレクト給食をご紹介します。
どちらも本校の人気メニューのひとつです!

ささみフライ / タンドリーチキン

材料:1人分

ささみフライ

ささみ
2本
0.3g
白こしょう
0.02g
しそ
2枚
プロセスチーズ
*約4cm四方、厚さ5mmのものを使用
1枚
 
小麦粉
6g
5g
パン粉
6g
揚げ油(吸油量)
8g
中濃ソース
5g

タンドリーチキン

鶏もも肉
80g
 
 
【A】
 
 塩
0.3g
 黒こしょう
0.02g
 カレー粉
1g
 おろしにんにく
1g
 おろししょうが
1g
 ケチャップ
4g
 ヨーグルト(無糖)
15g
1
  • 1-1
  • 1-2
  • 1-3
  • ささみフライ
  • ①しそは軸を切る。チーズは半分に切る。
  • ②卵は溶きほぐす。
  • ③ささみは包丁で開き、塩と白こしょうで下味をつける。
  • *小中学校給食では今回のようにささみを開く等、肉や魚を加工する作業は衛生面を考慮して行われませんが、本校では技術を身につけることを目的に、衛生管理を徹底した上でこのような作業も行っています。
2
  • 2-1
  • 2-2
  • ④開いたささみにしそとチーズを挟む。
  • ⑤小麦粉、溶き卵、パン粉の順で衣をつけ、170℃の油で約5分揚げる。
  • *給食の場合には、中心温度計という食材の温度を測る温度計を使って、食材の中心温度が75℃1分以上加熱されているか確認しています。
  • ⑥お皿に盛り付けて、ソースをかける。
3
  • 3-1
  • 3-2
  • 3-3
  • タンドリーチキン
  • ①鶏もも肉はドリップ等水気を拭き取る。
  • ②Aを混ぜ合わせる。
  • ③鶏もも肉に混ぜ合わせたAを全体に絡め、20分漬ける。
  • ④オーブンシートを敷いたホテルパンに並べる。
4
  • 4-1
  • 4-2
  • ⑤200℃に予熱したスチームコンベクションオーブンで約10分焼く。(コンビネーションモード・加湿20%)
  • *給食の場合には、中心温度計という食材の温度を測る温度計を使って、食材の中心温度が75℃1分以上加熱されているか確認しています。
  • ⑥4等分に切る。
  • ⑦お皿に盛り付ける。

セレクト給食の完成!

栄養成分

ささみフライ

エネルギー
234kcal
たんぱく質
19.5g
脂質
11.3g
炭水化物
12.8g
食塩相当量
1g

タンドリーチキン

エネルギー
170kcal
たんぱく質
14.3g
脂質
11.3g
炭水化物
2.8g
食塩相当量
0.7g
  • 完成品

この日の献立は・・・

  • ご飯
  • キャベツのスープ
  • Aささみフライ
    Bタンドリーチキン
  • 付け合わせ(生野菜のサラダ)
  • ひじきのサラダ
  • フルーツヨーグルトゼリー

他にも様々な献立を作成しています。
詳しくは本校のInstagramにも載っておりますので
ぜひご覧ください!!

アーカイブ