夏本番!BBQでは食中毒対策を万全に!
こんにちは。いよいよ夏本番が近づいてきました。暑さも本格的になり、外でのレジャーやバーベキューが楽しい季節となりましたね!自然の中でみんなと味わうバーベキューは格別ですが、同時に食中毒のリスクが高まるのもこの時期です。
特に夏は高温多湿のため、細菌が急速に増殖しやすく、食品にとっては注意が必要な季節です。今回は、バーベキューを安心して楽しむための衛生管理のポイントをご紹介します。
バーベキューと夏の食中毒リスク
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夏の食中毒の主な原因として、「細菌の増殖」、「アニサキスなどの寄生虫」、「ウイルスの感染」等が挙げられます。海産物に潜むアニサキスは、加熱や冷凍で死滅しますが、生食での摂取には注意が必要です。
さらに、バーベキューでは以下のようなシチュエーションで細菌性食中毒が起こりやすくなります。- 肉の加熱が不十分で、中心部に火が通っていない
- 生肉を触った手やトングで、加熱済の食材に触れてしまう
- 高温の中、食材をクーラーボックスに入れず放置してしまう
【対策ポイント】
- 肉は中心部までしっかり加熱!
表面が焼けていても、中までしっかり火が通っているか確認する習慣をつけましょう。「レア」や「半生」の状態で食べるのは避け、しっかりと加熱(中心部の温度が、75℃以上で1分以上を目安とする)をするようにしましょう。 - トングや箸・皿の使い分けを徹底!
トングや皿は、生肉用と焼き上がり用で必ず分けて使用しましょう。生肉に付着した細菌が加熱済の食材に触れることで、食中毒のリスクが高まります。 - 食材は「冷やす」&「早めに使う」!
食材はできるだけ新鮮なものを使いましょう。買い物はキャンプ場の近くで行うのがおすすめです。購入後は保冷剤を入れたクーラーボックスで低温保存し、調理の直前まで取り出さないようにしましょう。また、調理後の食材は常温で放置せず、早めに食べることも大切です。 - ノロウイルスにも注意!
冬に多いイメージのあるノロウイルスですが、最近は夏の集団感染も報道されており、油断はできません。バーベキューで食べる蛤(はまぐり)などの海産物は、しっかりと加熱(中心部の温度が、85℃~90℃で90秒以上を目安とする)しましょう。
【お弁当を持参する場合は…】
外でお弁当を食べる機会もあると思いますが、夏場は食材が傷みやすく、作ってから食べるまでに時間がかかるため、夏のお弁当の持参はあまりおすすめしません。しかし、どうしても必要な場合は以下のポイントに注意をしましょう。- ご飯やおかずは冷ましてから詰める
- 肉や魚・卵は中心部までしっかり加熱する
- カップなどで仕切り、汁気の多い料理は避ける
- 保冷剤+保冷バッグを活用する
最後に…
様々な対策をご紹介しましたが、バーベキューやお弁当作りに共通して最も基本的で大切なことは、「手洗いをしっかりすること」です。調理前はもちろん、肉や魚を触った後、盛り付け前などにも、流水と石けんで丁寧に手を洗う習慣をつけましょう。また、調理器具や手拭きタオルの衛生管理にも気をつけてください。
バーベキューもお弁当も、ほんの少しの工夫と心がけで、ぐっと安全に楽しめます。
しっかり食中毒対策をして、楽しい夏の思い出を作りましょう!
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ぜひご覧ください!!
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