栄養士の卵たち ~MUSASHINO LIFE~

新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。2025年初のコラムは2年次必修科目、クックトレーニング実習で作ったおせち料理をご紹介いたします。今回は特別授業として株式会社馬渕商事様より林先生、末吉先生を講師にお招きし、おせち料理を教えていただきました。正月の料理として古くから伝わるおせち料理は、和食の基本がすべて詰め込まれているといわれています。おせち料理は、地域や家庭によって違いがありますが、実習ではそのおせち料理の代表的な献立や、使用する食材と一つひとつの料理の由来、美しく作る上で大切な飾り切りなど、おせち料理の基礎を学びます。でき上がった料理は重箱に丁寧に盛り付け、見た目にも華やかなおせち料理の献立を教えていただきました。

株式会社馬渕商事様より特別講師をお招きして授業を行いました。

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  •  きゅうりの飾り切りを教えていただきました。(左:松、右:扇)
    飾り切りは切り込みを入れるだけでできるものから、手の込んだ細工のあるものまでたくさんの種類があります。
    美しく細工することで華やかに盛り付けていきます。
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  •  「おせち」は「御節(おせち)」と書き、季節の節目を祝う特別な料理を意味します。本来、おせち料理というのは、人日(一月七日)、上巳の節句(三月三日)、端午の節句(五月五日)、七夕(七月七日)、重陽(九月九日)の五節句の際に備える料理全般をさしていました。そのうち、特に重要な正月の料理だけを「おせち料理」と呼ぶようになったのです。おせちの食材は五穀豊穣や子孫繁栄の他、無病息災などを願うのが特徴です。
    そのため、海老:長い髭や腰が曲がっている様子から「腰が曲がるほど長生きをする」という長寿祈願、かまぼこ:半月の形が元旦の初日の出のようだとされ、新年の祝いにうってつけの料理で紅白の紅は「慶び」「魔除け」、白は「神聖」「清浄」を表すなど使っている材料や料理は語呂合わせで縁起を担ぐものが多いです。
    また、おせち料理には大きく分けて「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」の5種類があり、調理法や味付けにもそれぞれの特徴があります。

完成品

    • 完成品1
    • 完成品2
    • 完成品3

彩り豊かなおせち料理をたくさん作り、重箱に盛り付けました。 普段のお料理とはひと味違う工夫が必要なおせち料理ですが、一つひとつの工程を丁寧に行いながら作り上げることが出来ました。ここまで手の込んだおせち料理を作ることは授業では初めての経験で、学生たちは大変興味深く受講していました。林先生、末吉先生ありがとうございました!

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