今年も本当に暑い夏でしたが、体調の方は大丈夫でしたでしょうか?まだまだ残暑はきびしいようですので体調管理にはくれぐれも気をつけてください。今回は、夏の暑さで疲れたからだを癒すことを目的に、野菜のお話をしたいと思います。



旬の野菜を摂ろう

日本には四季と呼ばれる、4つの素敵なステージがありますよね。作物は季節に応じて花を咲かせ、実をつけることを繰り返しています。私たち人間も、もとをただせば単なる動物の一種であり、その時々収穫できるものを摂取して、生命を営んできました。季節に応じて収穫できる作物は、味も良く、独特の効能を持つことが多いわけですが、先代達の食生活には、すでに取り入れられていたようです。



東洋医学においては、食材を3つに分類し、それぞれ陽・平・陰に分けています。
正直なところ、東洋医学が専門ではないため簡単に紹介したいと思います。簡単な考え方をすると、寒い季節や、地域で取れる食材は体を温め、暖かい地域や季節に取れる食材は、体を冷やす。そんな考え方をしているようです。食材を見たときに、実際の因果関係が不明な食材もありますが、参考までに紹介しておきますね。



からだを冷やすといわれている食材(陰食品)

  • かいわれ
  • キュウリ
  • 黒きくらげ
  • くわい
  • こんにゃく
  • しめじ
  • 白うり
  • せり
  • セロリ
  • 大根
  • たんぽぽ
  • とうがん
  • トマト
  • なす
  • にがうり
  • はくさい
  • へちま
  • ほうれん草
  • まくわうり
  • よもぎ
  • レタスなど


からだを温めるといわれている食材(陽食品)

  • うど
  • かぶ
  • かぼちゃ
  • からし菜
  • グリーンアスパラガス
  • 小松菜
  • さつまいも
  • しその葉
  • 玉ねぎ
  • つくし
  • 菜の花
  • にら
  • にんじん
  • ねぎ
  • パセリ
  • ピーマン
  • ふき
  • やまいも
  • らっきょ
  • れんこん
  • わけぎ
  • わらびなど


紹介した上記の野菜は、あくまでも参考程度にしてくださいね。

今回は体を温める野菜から、にんじん、カボチャをチョイスして、ポタージュに仕上げてみましたので紹介します。

装飾画像


材料

材料の画像

にんじん

100g

カボチャ

50g

たまねぎ

50g

バター

6g

ブイヨン

300cc(コンソメ3g使用)

牛乳

100cc

生クリーム

50cc

砂糖

12g

塩・コショウ

適量

作り方

野菜を小口切りにした画像①・・・たまねぎは薄くスライス、にんじんは皮つきのまま薄い輪切り、かぼちゃは緑の皮の部分を薄くそいでから、小口切りにします。


②・・・鍋に、水分に対して1%のコンソメを入れたブイヨンを作っておきます。


野菜を炒める画像③・・・フライパンでバターを熱し、たまねぎ、にんじん、カボチャの順に入れて炒めます。


野菜をブイヨンで似る画像④・・・たまねぎがしんなりしてきたら、①のブイヨンを加え人参が柔らかくなるまで煮ます。


ミキサーにかける画像⑤・・・柔らかくなったら、ブイヨンごとミキサーに移し、牛乳を加えミキサーにかけます。


⑥・・・ミキサーにかけた⑤を鍋に戻し、温めながら調味し、最後に生クリームを加えて出来上がりです。
分量の砂糖は、カボチャとにんじんの甘さによって調整してください。







装飾画像

寒い時期には暖かく、暑い時期には冷製スープとして、また離乳が始まったお子様からでも美味しく召し上がれると思いますので、是非お試しください。



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



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