2013年も早いもので、早1ヵ月が経とうとしています。今年は7年ぶりとなる大雪など、とても寒い印象があるのは私だけでしょうか・・今シーズンの冬は、例年にも増してノロウィルスの話題や、インフルエンザの話を耳にする機会が多い気がしますが、みなさま体調管理は大丈夫でしょうか?今回2013年最初のお話は、そんな寒い冬にピッタリな、「ポトフ(Pot-au-feu)」を紹介したいと思います。



もともとポトフはフランスの家庭料理で、大きくカットした肉類や、カブ、ニンジンなどの野菜、香草類をブイヨンで煮込んだもので、直訳すると・・・Pot=鍋、Feu=火で、火にかけた鍋になります。いわゆる西洋風のおでんとでも申しましょう。



装飾画像


材料…6人分

材料の画像

鶏胸肉

1枚

鶏もも肉

1枚

手羽先

2本

バター

大匙1

ベーコン

100g

ポロネギ

1本

キャベツ

1/6個

にんじん

1/2本

にんにく

4粒

セロリ

120g

カブ

1.5個

ブイヨン

1.5リットル

塩こしょう

少々

~ブーケガルニ~

ポロネギ(緑部)

少々

パセリ茎

少々

セロリ

少々

ローリエ

1枚

黒粒こしょう

3粒

タイム

2~3枝

作り方

アボカドをカットする画像①・・・野菜類は大きめにカットし、キャベツとポロネギは、煮崩れないように糸で縛っておきます。ベーコンは1cm太さに切り、熱湯にさっとくぐらせて、表面の油分を軽く落とします。


アボカドをカットする画像②・・・ブーケガルニを作ります。
ポロネギの緑の部分を少し、ガルニの材料を包んで糸で縛ります。


パスタを茹でる画像鍋にブイヨンを温め、カブ以外の野菜、ベーコン、ブーケガルニを入れて煮込みます。


材料を炒める画像③・・・鶏肉の両面に塩こしょうしておきます。フライパンを熱し、バターで鶏肉の皮目だけを焼きます。
*鶏独特のぬめり感を取るために皮目だけ焼き色をつけます。


アボカドを加える画像焼き色をつけたら、皮目を上にして野菜と共に煮ます。


④・・・肉に火が通ったらカブを加え、塩こしょうで調味して出来上がりです。
*塩分は控えめにして、野菜の甘みを楽しむように味付けしてください。


牛乳、生クリーム等を加える画像盛り付けの際には糸を外し、少し小さくカットしてください。


牛乳、生クリーム等を加える画像食べるときには、ディジョンマスタードやミニョネットといった、日本でいうところの薬味をつけて食べます。ディジョンマスタードとは、フランスのディジョン地方で作られたものをいい、フレンチマスタードの一種です。ミニョネットとは、ホールの黒こしょうを荒く砕いたものになります。ペッパーミルがあれば、荒く引いてくれれば良いと思います。日本人が辛子や七味を使うのと似ていますね。








装飾画像

今回使用した野菜や肉以外にも、ソーセージや牛肉、スジ、じゃがいも、玉ねぎ等を入れても美味しく仕上がります。野菜の栄養素も、煮汁に溶け出ていますし、塩分も控えめでとってもヘルシーです。まだまだ寒い日は続きます、是非お試しください。



武蔵野栄養専門学校 管理栄養士 宮屋敷忠信



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